博士前期課程の概要
概要
1.修業年限:2年
2.修了単位:30単位
3.専攻、定員及び学位(下記表参考)
4.開設時期:平成20年4月
5.開講時間:平日、土曜日昼夜間開講
専攻、定員及び学位
専攻名 | 定員 | 授与する学位 |
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現代経済専攻 | 1学年4名×2年 | 修士(経済学) |
地域コミュニティ専攻 | 1学年8名×2年 | 修士(人間関係学) |
文化?言語専攻 | 1学年10名×2年 | 修士(英米言語文化) 修士(中国言語文化) 修士(比較文化) |
東アジア専攻 | 1学年4名×2年 | 修士(国際学) |
各専攻の紹介
現代経済専攻
地域経済、産業政策を実践的に研究する人材育成
本専攻は、主として経済学?経営学の視点から、地域社会に生起しつつある現代的な諸問題の焦点をあて教育研究を行います。
教育目的 | 国内外の経済社会の動向を的確に把握し、経済?経営の抱える課題について実践的、理論的に解決策を提示できる人材、公共的業務や企業等において活躍できる高度な専門職業人及び研究者の養成 |
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求める学生像 | ○ 経済または経営分野に関する理論や基礎的なデータ分析能力を有し、企業等の調査研究職や大学教員を目指す人や会計学の知識を持ち、税理士?公認会計士等の職業会計人を目指す人 ○ すでに一定のキャリアを積み、さらにより高度な経済?経営の専門知識を修得したいと考えている人や、政策能力を身につけ、公務員等として地域に貢献したいと考えている人 ○ 経済学?経営学のより深い修得を通じて母国の経済発展に寄与したいと考えている留学生 |
地域コミュニティ専攻
人間行動の研究を通して地域コミュニティの再生をめざす人材育成
本専攻は、主に社会学?社会福祉学の視点から、地域社会に生起しつつある人間社会としての諸問題に焦点をあて、コミュニティにおける人間行動の基礎研究、実践的研究、フィールドワーク研究などの分野を置いています。
教育目的 | 地域コミュニティの現代的再生を目指し、人間関係に係る学際的学問領域を統合した高度専門リカレント教育と高度な専門職業人及び研究者の養成 |
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求める学生像 | ○ 生活の場である地域コミュニティに貢献する保健、福祉、教育等の専門職に従事し、リカレント教育の一環として学習を希望する社会人 ○ 地域における問題や課題を認識し、地域コミュニティが直面する問題を実践的に探求、解決しようとする意欲をもつ人 ○ 心理学、社会学、社会福祉学、人類学、環境学、生涯学習学、教育学などの分野について関心を持ち、専門的研究を目指す学生および留学生 |
文化?言語専攻
英語圏?中国語圏などの国際社会で活躍できる人材育成
本専攻は、広く人文学において蓄積された文化と言語に関する学術的知見を基礎として、文化理解と言語能力の涵養に重点を置いて英語圏?中国語圏などの国際社会において活躍できる能力の養成をめざしています。
教育目的 | 文化と言語に係る専門知識と能力を涵養し、深い洞察力と広い視野を持つ人材、高度な専門職業人及び研究者の養成 |
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求める学生像 | 英米言語文化領域 ○ 高度な言語力を生かし、英語圏の言語?文学?文化についての研究を目指して、国際社会における異言語?文化間に架橋できる広い視野を具えようとする学生および留学生 ○ すでに英語の普通一種免許状を取得し、言語?文化に関する専門知識と研究能力を一層向上させるため、英語の専修免許状を取得しようとする人 ○ すでに積み上げた一定のキャリアを一層専門的に向上させ、大学?短大などの教員または各種の研究施設の研究者を目指す人 中国言語文化領域 ○ すでに身に付けている高度な言語力を生かし、中華文化圏の言語?文学?思想?文化の専門分野についての研究を目指して、国際社会における異言語?文化間に架橋できるような広い視野を具えようとする学生および留学生 ○ すでに積み上げた一定のキャリアを一層専門的に向上させ、大学?短大などの教員または各種の研究施設の研究者を目指す人 比較文化領域 ○ 言語、文学、思想、文化などの専門分野の研究を目指して、国際社会における異言語?文化間に架橋できるような広い視野を具えようとする人 ○ すでに積み上げた一定のキャリアを一層専門的に向上させ、大学?短大などの教員または各種の研究施設の研究者を目指す人 ○ 言語?文化に関する一定の知識を有し、グローバル化する世界情勢に対応するため、日本語?日本文化のみならず英語、中国語などと自国の言語?文化との比較研究を行いたい学生および留学生 |
東アジア専攻
「東アジアの時代」を担う国際人の育成
本専攻は、広く社会科学?人文科学において蓄積された関連分野の学術的知見を基礎として、東アジアをはじめとする国際社会や地 域の政治?経済?歴史?文化などに関する学際的な教育研究を行い、東アジアに隣接する北部九州の地域社会と「東アジアの時代」の要請に応えることをめざし ています。
教育目的 | グローバル化する世界の動向を的確に理解し、東アジアをはじめとする国際社会において活躍できる高度な専門職業人及び研究者の養成 |
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求める学生像 | ○ 東アジアを中心とする地域や国際関係に関心があり、それらの専門分野について研究を希望する学生および留学生 ○ 英語および英米の社会と文化に関心があり、英語の専修免許を取得することで教員を目指す人 ○ すでに身に付けている知識と分析能力を一層専門的に向上させ、研究者?大学等の教員を目指す人 ○ 一定のキャリアを有し、リカレント教育の一環として高度な専門知識を習得したいとする社会人 |
博士後期課程との一貫性
博士後期課程においては、学際性?総合性を重視し、地域社会システム専攻の1専攻の中に、地域社会領域、思想文化領域、東アジア社会圏領域の3領域を置いています。前期課程と後期課程の連関は次の連関図の通りです。