興味のある経済問題を深く掘り下げる

担当教員田中 淳平 所属経済学科 専門分野マクロ経済学

ゼミの内容

 各ゼミ生が、自分の興味のあるテーマを見つけ、それを深く掘り下げていく形式のゼミです。

 具体的には、各官公庁が出版している様々な「白書」の中から自分の興味のあるテーマを見つけ、その白書や関連文献などを読み、学習した内容をレポートしてもらいます。  

 白書とは、日本の中央省庁の刊行物のうち、政治?社会?経済の実態及び政府の施策の現状についてまとめた報告書のことで、経済財政白書、労働経済白書、通商白書など、たくさんの種類の白書があります。様々な経済分野における日本経済の現状を概観できるので、研究の入門として白書の勉強を勧めています。ただし、白書以外に自分が研究したテーマ?文献がはっきりしている場合は、それを研究してもかまいません。

 最終的に、2年間で研究した内容を整理した卒業論文を作成してもらいます。

ゼミ生はこんなことができるようになる!

 1つのことに真剣に取り組んで、自分なりの成果を仕上げることで、自分は何に向いているのか、自分の強みや弱みは何か、成果を仕上げるのがいかに刺激的でいかに大変か、などについて多くの気づきを得ることができます。要するに、格好の「自分探し」になります。

 ゼミでの学習に真面目に取り組めば、最終的に立派な卒業研究に仕上がります。「自分探し」の一環としてゼミでの学習に取り組んでほしいです。

ゼミ生 (OG?OB) の内定先

 多種多様です。例年、公務員を志望する人が2~3割くらいいます。

ゼミ生の声

 「厳しすぎず、楽すぎず、ちょうどいいです」とか「先生もゼミの雰囲気も癒し系な感じです」という回答が多いです。

このゼミを目指す人の推奨履修モデル

 とくに履修モデルは定めません。私としては、お行儀よく履修モデルに従うような人より、むしろ(多少回り道をしても)あれこれと模索するタイプの人を歓迎します。

ゼミの活動内容

 上の「ゼミの内容」で説明した通りです。

ゼミで使用している「テキスト」や「おススメ本(漫画も含む)」

 ゼミで使用する主だったテキストは、官公庁が出版している各種の白書です。

ゼミ指導教員の担当授業

  • 経済学入門 
     現代経済の仕組みはどのようになっているのか、経済学はどのような考え方をする学問なのか、現代経済に関する具体的なトピックスとしてどのようなものがあるか、といった内容を学びます。今後の経済学の学習に備え、また経済学への関心を高めることが、授業の主な目的です。
  • マクロ経済学Ⅰ?Ⅱ
     一国レベルの生産水準(=国内総生産あるいはGDP)は、長期的には成長し、短期的には成長トレンドの周りを変動します。GDPの長期的な成長のことを経済成長、短期的な変動のことを景気循環と言います。マクロ経済学Ⅰ?Ⅱでは、この経済成長と景気循環の基本的なメカニズムについて学びます。
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