一歩リードする自分をつくる
将来を見通す自分になる私たちは、Designというコンセプトに則して、社会で活躍できるプロセスをデザインしたカリキュラムを設定しています。現実?現場の声を聞いて将来の自分をイメージしながら、講義で理論を学びます。そして、演習を通して分析力やプレゼン力を磨いて、インターンシップなどで実務を体験します。
講義科目
講義科目のねらいは、経済学的思考に基づく提案力?分析力を養うことです。経済学的思考とは演繹的な思考、つまり仮定を積み上げ命題を導き出す考え方のことで、経営学、会計学や情報科学に関心がある経済学部生全員に、ぜひとも身につけてほしい思考方法のひとつです。しかし、経済学的思考に基づく提案力?分析力を身につけるのは容易ではありません。本学部では、この力を段階的に身につけられるように、1年次には基礎科目群、2年次には専門科目群、3年次には応用科目群の講義科目を設計しています。
また、3年次からはゼミに所属し、研究分野について専門性を高めます。指導教員のサポートを受けながら、徹底的に学び?調べ?考え抜くことによって、専門知識や論理的な分析能力を身につけます。各指導教員は「このゼミを目指す人の推奨履修モデル」を示しているので、それを参考にして授業を履修してください。
教員は、「授業評価アンケート」と「ピア?レビュー」を行って、カリキュラムの向上を図っています。「授業評価アンケート」では受講学生の講義に対する声を集めて、今後の講義に取り入れます。「ピア?レビュー」は、経済学部の教員同士が、同僚の授業を見学に行き、授業見学の感想まとめた報告書を作成しています。
1年次:基礎科目 | 基礎科目で経済学の考え方(経済学的思考)の基本を身につけ、多様な専門科目を学ぶための基礎を固めます。 |
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2年次:専門科目 | ほとんどの科目が学部共通科目なので多様な専門知識を身につけるとともに、自分の理解深めたい研究分野の専門知識を養います。 |
3年次:応用科目 | 自分の理解深めたい研究分野に的を絞って、より深い専門知識や分析力を養います。 |
演習科目
演習科目のねらいは、少人数で密度の高い指導を通じて、論理的なコミュニケーション能力を養うことです。「筋道を立てて」明確に推論した結果を、パワーポイントや文章を使って、論理的に聞き手?読み手を説得する能力を身につけます。しかし、一朝一夕に論理的なコミュニケーション能力を身につけることはできません。本学部では、学生が論理的なコミュニケーション能力を段階的に身につけられるように、演習科目を設計しています。
教員は、授業終了後の8月に入門演習と基礎演習についての意見交換会を実施しています。内容は、授業の進め方、友達ができたかなどまで多岐にわたります。こうした意見交換会を通じて、授業の質を高めるだけでなく、学生のメンタル面にも気を配っています。
1年次:入門演習 | 「筋道を立てて」明確に推論した結果を、パワーポイントを使って、論理的に聞き手を説得するプロセスを養います。 |
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2年次:基礎演習 | 「筋道を立てて」明確に推論した結果を、文章を使って、論理的に読み手を説得するプロセスを養います。 |
3年次:専門演習 | 自分の興味のある分野の専門書や資料を自主的に熟読?理解し、その内容をパワーポイントや文章を使って、論理的に聞き手?読み手を説得するプロセスを経験します。 |
4年次:卒業研究 | 4年間の集大成として、卒業論文を完成させます。 |