広報スタッフ日記
2025.9.12 広報スタッフ日記
【高校生スタッフレポート】「第2回 未来の北九州を創る!」高校生?高専生向けアントレプレナーシップ教育プログラム
2025年5月から8月にかけて開催されたアントレプレナーシップ教育プログラム「第2回 未来の北九州を創る!」のワークショップについて、参加した高校生スタッフの目線で紹介します。(レポート監修:基盤教育センターひびきの分室 辻井洋行 教授)
講座初日(5月10日)には、北九州市立大学の先生方3名による課題テーマ説明でした。それを踏まえて、2日目(7月5日)からは、株式会社ネクストクリエイションのギランさんをファシリテーターに迎え、ワークショップがスタートました。初日の講演とは違って、今回からは参加型。自分たちでアイデアを出していく時間が中心です。
テーマは「未来のまちや社会をどうつくる?」という大きな問い。でも、実際に話し合いが始まると、みんなすぐに夢中になり、アイデアが次々と出てきました。模造紙やカラフルな付箋を使って、意見を見える形にしていく作業はとても新鮮で、楽しかったです。
別室では、北九州市立大学地域創生群の学生メンバーによるワークも行われ、地域について考える時間も持てました。全体を通して、たくさんのグループが「こんなまちに住みたい!」と思えるような、ワクワクするアイデアを発表していました。
ワークショップに参加して一番驚いたのは、ほとんどのグループで、メンバーが積極的に発言していたことです。普段はあまり話さない人も、「こういうのどう?」とアイデアを出していて、「みんなで考えるって、こんなに楽しいんだ」と感じました。 付箋に書かれた一つひとつの意見が、どんどんつながって、形になっていくのがすごく面白かったです。自分の意見がチームの発表に活かされると、「あ、自分も役に立ってる!」と嬉しくなりました。
発表の時間では、他のグループの発想に「そんな考え方もあるんだ!」とびっくりすることもたくさんありました。未来って、決まっているものじゃなくて、自分たちで作っていくことができるのだな、と気づきました。
3日目と4日目(7月12日?26日)には、アイデアの画像生成AIを使ったビジュアル化の活動を経て、2週間後のプレゼンテーション本番に向けた準備がスタートしました。グループごとにこれまでのアイデアを見直しながら、「どう伝えればわかりやすいか?」を話し合いながら、プレゼンテーション資料の作成に取り組みました。
模造紙やスライドを前に、「ここは説明を足そう!」「順番を変えた方が伝わるかも?」といった声があちこちで聞こえました。当日は公共交通機関の運行が乱れたことで遅れての参加となった人もすぐに輪に入り、自然と助け合いながら作業を進める様子がとても印象的でした。
この日は、新日本熱学株式会社によるゲストスピーチもあり、実際の仕事や社会の中で"伝える力"がどれだけ大切かを、わかりやすく楽しく教えてもらいました。笑い声やうなずきも多く、プレゼンづくりのヒントがたくさん得られる時間でした。
参加してみての感想
「伝える」って難しいなと思いながらも、チームで話しているうちにだんだん形になっていくのが面白かったです。みんなの意見を合わせて一つの発表をつくるって、すごくやりがいがあるように感じました。
ゲストの方々の話も、とても印象に残りました。「まずやってみる」や「伝えることで未来が変わる」という言葉を大切にしたいと思います。
高校生スタッフ
荒木 蒼太(北九州市立高等学校)
竹井 優揮(北九州市立高等学校)
鑪野 結乃彩(福岡県立八幡南高等学校)
松田 芽依(福岡県立八幡高等学校)
井野本 凪沙(自由ケ丘高等学校)
國治 侑真(敬愛高等学校)