下野 寿子(SHIMONO Hisako)
hskshim@kitakyu-u.ac.jp
職名
教授
学位(Highest Academic Qualification)
博士(国際関係学)
所属学会(Academic Organizations)
日本台湾学会、アジア政経学会、日本現代中国学会、日本国際政治学会
専門分野(Main Research Area)
現代中国政治(特に改革開放後の中国における政治経済学)
担当科目(Classes Taught)
中国研究概論、現代中国の政治、現代中国の外交、専門演習Ⅰ?Ⅱ、卒業研究演習Ⅰ?Ⅱ など
主要著書?論文(Publications)
[単著]
- 『中国外資導入の政治過程―対外開放のキーストーン』法律文化社、2008年。
[編著]
- 『「街頭の政治」をよむー国際関係学からのアプローチ』法律文化社、2018年(阿部容子?北美幸?篠崎香織との共編著)。
[博士論文]
- 「対外開放後の中国における直接投資導入政策―開始と定着の政治経済学―」立命館大学大学院国際関係研究科博士学位取得論文、2005年3月。
[論文(すべて単著)]
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「1986年における中国政府の投資環境整備―外資導入による既得権益構造の変容―」『広島平和科学』20、1997年、85-107頁。
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「中国帰国者と定着問題―問われる戦後処理と異文化対応―」中逵啓示編著『地域社会と国際化―そのイメージと現実―』中国新聞社、1998年、47-92頁。
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"The Political Economy of Trade Liberalization in China: A Vicious Circle in a Two-Level Game,"『立命館国際地域研究』第16号、2000年、143-165頁。
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「対外開放政策決定期における経済発展モデルの探求―資本主義的要素の選択と正当化―」『中国研究論叢』第2号、2002年、5-16頁。
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「中国における外国直接投資導入政策の始まりに関する一考察」『立命館国際地域研究』第22号、2004年、297-314頁。
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「直接投資導入政策における鄧小平と改革派幹部」『生駒経済論叢』第3巻第2号、2005年、65-82頁。
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「改革開放時代の中国―『国家』と『市場』の関係―」松下冽編『途上国社会の現在―国家?開発?市民社会―』法律文化社、2006年、53-70頁。
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「中国の直接投資導入政策の開始をめぐる政治経済学‐政治的実行可能性を求めて‐」『アジア市場経済学会年報』第10号、2007年、89-100頁。
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「中国?対外開放への抵抗に関する一考察:イデオロギー、国益、既得権益」『北九州市立大学外国語学部紀要』第122号、2008年、57-76頁。
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「飛躍できなかった経済特区―厦門の歩み」『北九州市立大学外国語学部紀要』第127号、2010年、1-35頁。
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「対外開放時代の僑務工作に関する一考察―福建省における地方政府の取り組み」『南島史学』第75?76合併号、2010年、86-74頁。
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「福建省における対外開放の政治過程」『東アジアへの視点』第21巻4号、2010年、21-32頁。
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「1990年代の中国―『鉄の宰相』朱鎔基の闘い」小尾美千代?中野博文?久木尚志編『国際関係学の第一歩』法律文化社、2011年、190-212頁。
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「厦門経済特区の運営をめぐる中央?省?市の葛藤」『北九州市立大学外国語学部紀要』第130号、2011年、74‐101頁。
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「福建省の『思想の解放』をめぐる項南の取り組み」『現代中国研究』第28号、2011年、51-70頁。
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「経済発展における政治的要因の重要性――中国?厦門経済特区の事例研究より――」『アジア市場経済学会年報』第14号、2011年、27‐38頁。
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「福建省の対外開放における台湾の位置づけ――地方幹部の視点から――」『南島史学』第77?78合併号、2‐11年、111‐126頁。
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「改革開放期における台湾同胞への政策――福建省を中心に」『北九州市立大学外国語学部紀要』第131号、2012年、1-22頁。
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「東亜経済一体化中的日元与人民幣―日中競争的可能性与合作的必要性」『北九州市立大学外国語学部紀要』第133号、2012年、1-11頁。
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「人民元の国際化をめぐる中国国内議論の変遷」中逵啓示編『なぜリージョナリズムなのか』ナカニシヤ出版、2013年、269‐295頁。
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" How Internal Politics Influenced the Opening-Up Policy in China: Lessons from a Case Study of the Xiamen Special Economic Zone.″『北九州市立大学外国語学部紀要』第135号、2013年、25‐58頁。
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「東北アジアにおける経済金融協力の政治的実行可能性―中国の視点から」『北九州市立大学大学院社会システム研究科紀要 社会システム研究』第12号、2014年、37‐61頁。
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" A Prospect toward Regional Integration from China's Point of View." 『北九州市立大学 国際論集』第12号、2014年、11‐34頁。
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「福建省の対台工作の現状と中央地方関係」『アジア市場経済学会年報』第17号、2014年、47-59頁。
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「大陸からみた三通―統一戦線上の位置づけと実態」『南島史学』第82号、2014年、44-58頁。
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「現代の『閩台関係』に関する一考察」『北九州市立大学外国語学部紀要』第139号、2015年、33-54頁。
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「訪日ブームと九州の自治体―熊本県の挑戦―」『北九州市立大学国際論集』第14号、2016年、97-116頁。
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「21世紀以来日、中、韓経済合作的作用」『近現代国際関係史研究』第十輯、2016年、108-126頁。
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"China's Challenge in Subsuming Honk Kong and Taiwan: Observations on Their Reunification Logic and Methods," 『北東アジアの現在/Northeast Asia Today』 Vol. 3、September 15, 2017 pp.38?47(https://hokudaislav-northeast.net/wp-slav/wp-content/uploads/2017/09/Northeast-Asia-Today-Vol-3.pdf).
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「泉州?平潭における閩台関係の一考察」『北九州市立大学外国語学部紀要』第145号、2017年、1-29頁。
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「両岸農産物にみられる政治と市場」『北九州市立大学外国語学部紀要』第146号、2017年、15?47頁。
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「香港の『街頭の政治』―中国との共存をめぐる葛藤」阿部容子他編『「街頭の政治」をよむ―国際関係学からのアプローチ』法律文化社、2018年、110?130頁。
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「台湾の農業と台湾産果物の対中輸出からみた両岸関係」『南島史学』第86号、2018年、148-165頁。
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「福建省の両岸農業協力に関する一考察」『北九州市立大学紀要』第149号、2019年、59-84頁。
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「地方幹部の対台工作に関する一考察――1970年代から1990年代の福建省――」『北九州市立大学外国語学部紀要』第150号、2020年、33-63頁。
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「潘孟安の果物農家への支援――馬英九政権下の民進党立法委員時代と屏東県長就任後――」『北九州立大学外国語学部紀要』第154号、2022年、1-21頁。
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「台湾産パインの政治経済学―中国からの残留農薬に対する警告と輸入停止措置を事例として―」『北九州市立大学外国語学部紀要』第156号、2023年、1-19頁。
[研究ノート]
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「福建省の経済開発枠組みと対台経済協力の接点に関する研究ノート」『北九州市立大学外国語学部紀要』第147号、2018年、69-85頁。
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「台湾の対中果物輸出に関する国内議論の考察」『北九州市立大学外国語学部紀要』第152号2021年、105-127頁。
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「屏東県の民進党籍県庁が推進した対中果物輸出に関する考察」『日本台湾学会報』第23号、2021年、208-223頁。
[書評]
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「三宅康之著『中国?改革開放の政治経済学』」『現代中国研究』第22号、2008年、130‐136頁。
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「磯部靖著『現代中国の中央?地方関係――広東省における地方分権と省指導者』」『アジア経済』第50巻第5号、2009年、74‐78頁。
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「家永真幸著『国宝の政治史 : 「中国」の故宮とパンダ』 : 物言わぬ『国宝』の『移動』と『保護』が語る『中国』を読む」『日本台湾学会報』第21号、2019年、244‐250頁。
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「川上桃子?呉介民編『中国(チャイナ)ファクターの政治社会学――台湾への影響力の浸透――』:中国の影響力行使を感知する認識コミュニティへの入口」『日本台湾学会報』第24号、2022年、189‐194頁。
[映画評]
- 「改革開放を生き抜く人々」『地域研究』第13巻第2号、2013年3月、249?253頁。
[報告書]
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「中国の多国間外交と東アジアの地域協力―日中韓自由貿易協定交渉を中心に」、2016年4月、北九州市立大学地域?研究支援課(平成26年度特別研究推進費報告書)。
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『政治は未来をどう創る?-身近にある政治、身近になる政治、身近にする政治 北九州市立大学外国語学部国際関係学科合同ゼミ ワークショップ&シンポジウム記録』北九州市立大学外国語学部国際関係学科、2016年3月(篠崎香織?阿部容子?北美幸との共編著、平成27年度特別研究推進費成果物)。
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篠崎香織?下野寿子「訪日ブームが牽引する地方の国際化の諸相-多様なアジアに向き合う熊本県の事例―」北九州市立大学地域?研究支援課(篠崎香織との共編、平成28年度特別研究推進費報告書)。
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"An Observation on China's Influence over Taiwanese Society: Cross-Strait Agricultural Trade," Center for Chinese Studies「2017年台湾奨助金訪問学人報告書」
[コメンタリー]
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「地方政府の国家級政策へのこだわり―台湾農民創業園と海峡西岸経済区の事例から―」『公益財団法人日本国際フォーラム』「中国の対外行動分析枠組みの構築」研究会
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「中央地方関係から恵台31条を考える―廈門市の事例を中心に―」『公益財団法人日本国際フォーラム』「中国の対外行動分析枠組みの構築」研究会
[その他]
- 「花蓮文化創意産業区(旧台湾総督府専売局花蓮工場)――酒の醸造から文化の醸成へ転身した工場跡地――」SNET台湾『みんなの台湾修学旅行ナビ』
- 「光織屋―巴特虹岸手作坊(PateRongan Art)――先住民の伝統漁具は環境にやさしいアートになった――」SNET台湾『みんなの台湾修学旅行ナビ』
- 「松園別館(旧花蓮港陸軍兵事部)――琉球松に囲まれて太平洋を見下ろす洋館の数奇な運命――」SNET台湾『みんなの台湾修学旅行ナビ』
- 「吉安慶修院――吉野村に移住した日本人の苦楽を見つめてきたお寺――」SNET台湾『みんなの台湾修学旅行ナビ』
- 「林田山林業文化園区――台湾林業を支えた人々の暮らしがみえる山村、モリサカ」SNET台湾『みんなの台湾修学旅行ナビ』
- 「花蓮観光糖廠――製糖工場の名物アイスを食べながら台湾糖業の盛衰を学ぶ――」SNET台湾『みんなの台湾修学旅行ナビ』