Exams and careers
入試?進路
入試情報
国際環境工学部は、学校推薦型選抜?一般選抜(前期試験?後期試験)と受験のチャンスが3回あります。
試験日程?科目などの詳細はボタンをクリック(タップ)してご確認ください。
進路状況
卒業生
2024年3月の国際環境工学部卒業生は245人。?
40%が就職で、就職決定率は99.0%でした。?
また進学は59%で、そのうち約90%が本学の大学院に進みました。?
Laboratory
研究室紹介望月研究室
環境生命工学科
化学と生物を融合させた新しい医薬?バイオテクノロジーを通して、ピンポイントで薬を患部(細胞?組織)に送達させる夢の技術(ドラッグデリバリーシステム; DDS)の開発をしています。この技術により薬の投与量を減らせ、副作用なく病気の治療が可能になることが期待されています。本研究室では、日本にはまだほとんど導入されていない最新の機器も多数有しており、最先端のDDS研究を行っています。現在は我々の開発した材料をがん治療や感染症ワクチンに応用することを目指し、医学部の先生方や製薬会社とも共同研究を進めています。
高巣研究室
建築デザイン学科
高度経済成長期から蓄積された膨大な建設物のストックが、その寿命を迎えはじめており、今後、多大な建設廃材の排出が予想されています。循環型経済社会ではリサイクル材料として捉える必要があります。これらの廃棄物及び未利用資源をコンクリートの構成材料と位置づけ、コンクリートの高品質化を図る研究を実施しています。
2017~2019年度に実施した環境研究総合推進費(ERCA)による研究開発(JPMEERF 20173003)」では、発電由来低品位燃焼灰を独自の浮遊選鉱手法で未燃炭素を除去することによってジオポリマーコンクリートの活性フィラーとして利活用しCO2排出量を従来より50%削減の可能性を示唆し、パリ協定の目標達成に貢献しました。
安井?寺嶋研究室
(資源循環技術研究室)
環境化学工学科
最先端の理論?技術を駆使し、省資源?創資源をキーワードとして、アジアの持続的な発展に貢献する水処理システムを開発している留学生の多い研究室です。水環境を保全するための汚水処理分野においては、バイオフィルムや膜を用いた省エネルギーの生物処理システムを日本?ベトナムをフィールドに国交省や民間企業とともに研究しています。また、健康に欠かせない上水処理分野では、北九州市上下水道局が開発した装置を東南アジア各国に展開すべく、市と協力しています。そして、私たちの生活から永続的に排出される汚水?廃棄物からメタンを持続可能資源として得るために、国内外企業とメタン発酵システムの機構解明を進めています。
松本?藤山研究室
環境技術研究所
脱炭素社会のためのエネルギーマネジメント、循環経済システム、SDGs評価、市民の環境意識と行動、途上国の環境問題などについて研究しています。
現在は、①資源循環システムへの情報通信技術(ICT)の活用、②プラスチックリサイクルの革新的技術とそれを実現させるための社会システム、③使用済み太陽光パネルや電気自動車に搭載されているリチウムイオン電池のリサイクル、④インドネシアにおける環境教育の改善について、国(環境省、経済産業省、JICA)の大きなプロジェクトに関わっています。
Our orignal eduction
特色ある教育授業紹介
[環境問題特別講義][環境問題事例研究]
北九州地域は日本の四大工業地帯のひとつとして重化学工業を中心に発展、日本の近代化?高度経済成長のけん引役を果たしてきました。しかし、産業の繁栄は一方で激しい公害をもたらしました。1960年代「ばい煙の空」と呼ばれた北九州地域の大気汚染は国内最悪を記録、洞海湾は工場排水により「死の海」と化しました。
この公害問題に市民?企業?研究機関と行政が一体となって取り組んだ結果、環境は急速に改善され、1980年代には環境再生を果たした奇跡のまちとして国内外に紹介されるようになりました。
北九州市の環境エネルギーに対する取り組みは、世界で高い評価をうけており、2011年に「グリーン成長モデル都市」、2018年に持続可能な開発目標(SDGs)推進モデル都市に選定され、北九州市の基幹大学として、北九州市立大学国際環境工学部が、世界の環境エネルギー関連モデル都市の研究機関と連携を進めています。
第一線の研究者が所属する研究機関の教員とともに「環境問題特別講義」と「環境問題事例研究」に取組み、大学生活の第一歩を踏み出してほしいと願っています。
知る?触れる?身に付ける?学ぶ … そして、挑戦する
我々は「学び」にリアリティを与えます。
それは、ときには社会課題に向き合うことであり、ときには研究を介して未来の社会実現を想像することです。
1年生の環境問題特別講義と環境問題事例研究は、そうした「学び」の第一歩です。
これらの講義では、次を学びます。
- SDGsを達成するための世界およびそれぞれの地域課題とそれに向き合う科学技術を知る。
- 学びの羅針盤となる、環境技術研究所のリアルな研究テーマに触れる。
- 多様な人とつながるためのオンライン?スキルやグループ活動を身に付ける。
- 他の講義も楽しくなるデータ解析やシミュレーション技術の基礎を学ぶ。
そして、講義を横断して、学びとリアルをつなぐ地域企業へのインターンシップに挑戦する。
大学生活の主人公は皆さんです。我々は、皆さんの「最高の第一歩」を演出します。
Voice of seniors
先輩の声在校生インタビュー
※取材当時(2024年2月)の在籍学年です。
松永 大輝 さん
エネルギー循環化学科 4年
長崎県立佐世保西高等学校卒
※エネルギー循環化学科は、2024年4月から環境化学工学科に名称変更
〇現在学んでいることや研究している専門分野の内容、面白さについて教えてください。
カーボンニュートラル実現に向けて、FT合成反応を用いた、液体燃料の合成の研究を行ってきました。長年研究されていることでもまだまだ足りない部分があり、課題解決に向けて自分の頭で考え、研究していくことが研究の面白さだと思います。
〇大学に進学した時に学ぼうとしていたこと、いまふりかえって変わったこと、今もつながっていることがあれば、教えてください。
入学前は、化学系に進もうというざっくりとした考えしかありませんでしたが、進学後に環境と化学を学び、今まで全く意識していなかった化学と環境の大きな繋がりを知ることができました。
〇ひびきのキャンパスに来てみてよかった点を教えてください。
ひびきのキャンパスは、自分のやりたいことをしっかり学べる環境でした。入学前は化学系のことしか考えていませんでしたが、大学で学ぶ中で化学といっても様々な分野があり、自分のやりたい幅を広げることができた気がします。
〇勉強?研究以外に大学生活で打ち込んでいることがあれば教えてください。
大学4年生の前半までは、1年生から続けていた塾のバイトを頑張っていました。初めてのバイトを約2年半継続できたのは、自分にとって大きな成長に繋がりました。大変な仕事を任されることもありましたが、将来の仕事という部分を感じられた気がします。
〇今後の進路や目標について教えてください。
九州大学の大学院に進学し、今までとは研究分野を変更し勉強していきます。研究を通して人の役に立つことができるように頑張っていきます。
〇高校生へのメッセージをお願いします。
大学では、もちろん勉強もありますが、それ以外にも楽しいことがたくさんあります。ある程度の自由があるので、少しでも興味や気になることがあれば、なんでも挑戦してほしいです!目標に向けて精一杯頑張ってください!応援しています。
辛島 僚太 さん
機械システム工学科 3年
福岡県立福岡高等学校卒
〇現在学んでいることや研究している専門分野の内容、面白さについて教えてください。
学部3年生までに、機械工学で重要な「四力」と呼ばれる、機械力学、材料力学、熱力学、流体力学について学んできました。これらは相互に関連性があり、機械工学を為す学問としての面白さ、奥深さに繋がっていると感じています。今後は、システム制御研究室にて、人工知能や制御工学に関連した研究を行っていく予定です。
〇大学に進学した時に学ぼうとしていたこと、いまふりかえって変わったこと、今もつながっていることがあれば、教えてください。
環境工学と機械工学を共に学べるカリキュラムに魅力を感じ、機械システム工学科を選びました。環境に特化した科目も開講されるほか、響灘での洋上風力発電事業をはじめとする最近の環境に関する話題を取り上げる等、ひびきのキャンパスにしかできない授業展開になっていると思います。その影響もあり、入学時に抱いていた環境への意識は、今に至るまで持続しています。
〇ひびきのキャンパスに来てみてよかった点を教えてください。
学研都市内のキャンパスという点は、他に例が少ない特徴であると思います。産学官連携に強く、企業の方の特別授業なども行われます。研究のための施設も密集しているので、探究的な活動への挑戦心がある方にとっては、その生活を大いに充実させる可能性を秘めているキャンパスと言えるでしょう。
〇勉強?研究以外に大学生活で打ち込んでいることがあれば教えてください。
環境防災サークル北九大3Clubに所属しています。地域のNPO法人や他大学の学生と一緒に、小学生を対象に環境?防災への意識を高める活動を幅広く行っています。
〇高校生へのメッセージをお願いします。
大学の授業は高校までの授業に比べ専門性が増し、その分面白さもついてきます。自分が取り組みたい学びを見つけ、努力していけば、キャンパスライフは自ずと充実したものになるでしょう。仲間と切磋琢磨して、自分がイメージする大学生活を掴み取ってください。応援しています。
龍 宏亮 さん
情報システム工学科 3年
九州国際大学付属高等学校卒
〇大学に進学した時に学ぼうとしていたこと、いまふりかえって変わったこと、今もつながっていることがあれば、教えてください。
小さい頃からロボット工学に興味があり、自分で作ってみたいと考え、情報システム工学科を選択しましたが、昆虫などの生物にも興味があり、その分野での進学も考えていました。
大学の研究室に入って、虫とロボットに関われる研究ができるのがうれしいです。
〇ひびきのキャンパスに来てみてよかった点を教えてください。
ひびきのキャンパスの学生はみんな優しく、ほのぼの過ごすことができるところがよかったです。
〇勉強?研究以外に大学生活で打ち込んでいることがあれば教えてください。
最近は経済、国際情勢といった生活に影響を及ぼす問題を調べることにハマっています。
少しでも多くの情報を持っていると問題が起きた際に行動しやすくなるのかなと思います。
〇今後の進路や目標について教えてください。
将来は、できるだけ多くロボットに関われる仕事(研究、開発)につけたらいいなと思います。
〇高校生へメッセージをお願いします。
身の回りのことに疑問を持って生活してほしいと思います。僕は勉強でも授業でも理屈より暗記することに重点を置いて取り組んでいたので、大学に入って苦労しました。
例えば、プログラムを組む際になんとなくで書いていると、プログラムが動かないといったことがありますので、そうならないように今のうちから論理的に考えられるようにした方がいいと思います。
京塚 萌夏 さん
建築デザイン学科 4年
福岡県立香住丘高等学校卒
〇現在学んでいることや研究している専門分野の内容、面白さについて教えてください。
環境に配慮しながらも快適に過ごすことができる温熱環境の構築を目指して研究を行っています。建築デザイン学科では、環境についても建築についても考えます。もちろん難しいことも多くありますが、今世界で何が求められているのか日本で何が課題なのか、いろいろやるべきことが見えてくるのでとても面白いです。
〇大学に進学した時に学ぼうとしていたこと、いまふりかえって変わったこと、今もつながっていることがあれば、教えてください。
大学に進学した時は、特に目標もなく、大学卒業という肩書を得るために通っていましたが、大学4年生として今までのことを振り返ると、意外と得たものがたくさんありました。初めて知る内容、ソフトを扱うスキル、考える力、頭の中で考えているモノを作り出す力など、大学に入っていなかったら得られなかった“自分の力を知る機会”、同期、友人、尊敬する人など、高校卒業だけでは得られなかった“人間関係”、一人では得られなかった新しい世界を知り、たくさんの経験を得ることができました。だからこそ、もっといろいろな人と関わりを持てばよかった、もっといろいろな場所に行ってみればよかったと後悔しています。コロナ禍だから、時間もお金も無かったから、人見知りだったから、いろいろな理由があったかもしれないけど、もっと楽しめばよかったと後悔し、今後はもっと楽しもうと思うきっかけを得ることができました。
〇ひびきのキャンパスに来てみてよかった点を教えてください。
ひびきのキャンパスの周辺は静かで、ときおり近くの小学校から楽しそうな子供たちの声が聞こえてきます。研究がうまくいかなかったら少し散歩したり、ウッドデッキに出て外の景色を眺めたり、落ち着いて過ごすことができます。
〇勉強?研究以外に大学生活で打ち込んでいることがあれば教えてください。
興味を持ったことがあれば、いろいろなことに挑戦することを目標としています。お金が無いならお金がなくてもできる方法を、どうしてもお金が必要なら新しいバイトを探し、また新しいことに挑戦します。大学院を含む残りの学生生活の間にしたいと思ったことは全部やりたいので、そのために時間、お金、方法を考えて成し遂げることが今の一日の楽しみです。
例:読書、英会話、プログラミング、休みをしっかりとること、車の運転、美味しいご飯を食べにいくこと…
〇今後の進路や目標について教えてください。
大学卒業後は、北九州市立大学の大学院に進みます。大学院生になると、授業や研究、就職活動など多忙な毎日になると思いますので、やるべきことと自分がしたいことを両立できるようにすることが目標です。
大学院卒業後は、ゼネコンや設計事務所で設備や環境の分野に携わる仕事をしたいと考えています。
〇高校生へのメッセージをお願いします。
私は、最初は特に目標もなく入学しましたが、知らなかったことを学び、新しい人と関わり、色々なことに興味を持ち、楽しく大学生活を過ごせました。大学に入学してから自分がその大学で何を得るためにどう過ごすかが大切です。知らないことを知るたびに、自分がしたいことが見えてきます。不安や悩みがあると思いますが、興味が少しでもあれば色々なことに挑戦してみてください。受験頑張ってください!応援しています!
中園 璃香 さん
環境生命工学科 3年
福岡県立宗像高等学校卒
〇現在学んでいることや研究している専門分野の内容、面白さについて教えてください。
環境生命工学科では、化学、生物、物理と幅広い学習や実験方法を学ぶことができ、その中で私はヒトや動物の細胞を使った研究に興味を持ち、その研究を行うことにしました。この研究の面白さは、私たちヒトを作っている細胞について学べるところだと思っています。
〇大学に進学した時に学ぼうとしていたこと、いまふりかえって変わったこと、今もつながっていることがあれば、教えてください。
大学に進学したときは、生態や食品について学びたいと思っていましたが、現在は、特に人体の細胞について学びたいと思っており、入学当初と比べ自分が学びたいことが明確になったように感じます。
〇ひびきのキャンパスに来てみてよかった点を教えてください。
授業やサークルなどで学科内だけでなく学科外でも交流があり、多くの人と知り合うことができ、充実しています。また、自然豊かで快適に生活することができるのが良い点です。
〇勉強?研究以外に大学生活で打ち込んでいることがあれば教えてください。
中学校?高校時代に卓球をしていたこともあり、大学に入っても卓球を続けました。ひびきのキャンパスには卓球サークルが無かったため、地域のクラブに所属し練習をしたり、部活動時代の仲間を誘い練習をしたりしています。練習の成果もあり、試合では何度か入賞することができました。
〇今後の進路や目標について教えてください。
北九州市立大学の大学院に進学し、卒業後は医薬品開発などの医療に携わった企業に就職したいと考えています。
〇高校生へのメッセージをお願いします。
大学生活の中で、様々な人と交流し、多くの体験、学びを得ることでより豊かな生活になっていくと思います。将来の夢が決まっている人も決まっていない人も、このひびきのキャンパスで自分の興味があること、将来したいことをぜひ見つけて、楽しいキャンパスライフを送ってください!
村上 優侑花 さん
環境生命工学科 3年
福岡県立小倉南高等学校卒
〇現在学んでいることや研究している専門分野の内容、面白さについて教えてください。
私の専門分野は「お酒」です。日本酒、甘酒の開発に向けた新たな麹製法の研究を行っています。身近にある食品ですが、知らないことばかりで学ぶ度に新たな発見があります。
〇大学に進学した時に学ぼうとしていたこと、いまふりかえって変わったこと、今もつながっていることがあれば、教えてください。
「食品」「環境」といった興味のある分野が決まっていたため、カリキュラムと研究室についてよく調べ、大学を選びました。このことは、大学受験でのモチベーションの向上だけでなく、入学後も科目や研究室選択の際に役に立ちました。
〇ひびきのキャンパスに来てみてよかった点を教えてください。
施設が綺麗で、設備が整っており、雰囲気も気に入っています。自然と調和したキャンパスでの学生生活に満足しています。
〇勉強?研究以外に大学生活で打ち込んでいることがあれば教えてください。
飲食、コーチ、イベント運営、販売など様々なアルバイトをしています。色々な人と関わる機会があり、学ぶことが多く、貴重な時間となっています。
〇今後の進路や目標について教えてください。
研究を続けるべく大学院に進学予定です。そして、将来は環境に配慮した商品や食品の企画?開発に携わる職業に就きたいと考えています。
〇高校生へのメッセージをお願いします。
何が武器になるか分からないので、自分の興味があることや好きなことをたくさん見つけてください!皆さんのよりよいキャンパスライフを祈っています。
卒業生インタビュー
芹川 健太 さん
栗田工業株式会社
国内営業本部 東日本部門 関東営業三部 京浜営業一課
【学部】エネルギー循環化学科
【博士前期(修士)】環境システム専攻 環境化学プロセスコース
現在私は栗田工業株式会社という「水」を取り扱う企業で営業をしています。弊社は高度な処理技術を要する分野を得意とする企業です。また、営業という職種についてはお客様の窓口としての役割だけでなく、化学 機械工学 電気工学 語学力も必要となります。学びは学生だけに限った話ではなく、社会人になってからもずっと続くものだと日々感じています。
私が栗田工業に入社した理由は「“水“を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」という企業理念に強く惹かれたからです。高校時代から将来は、環境問題解決に貢献できる職種を志していました。そして、この夢を叶える為に北九州市立大学に進学しました。
北九州市立大学は環境問題の解決に貢献できる夢のような技術について、多くの研究を行っています。技術力?科学力を駆使して社会に貢献したいと思うのであれば、北九州市立大学に入ることで充実した毎日を送れると思います。
中澤 美帆 さん
九州旅客鉄道株式会社
南福岡車両区
【学部】機械システム工学科
私は2020年の3月に機械システム工学科を卒業し、4月に九州旅客鉄道株式会社に入社しました。
今は車両係として列車の検査?修繕についての勉強をしています。日々現場で仕事をしている先輩社員の方々から技術者としての知識を教えていただき今までの生活では受けなかった刺激を受け充実した1年目を過ごしています。今後私は全九州の車両の保守管理に携わる技術者になり、また技術者になりたいと希望する女性の方々が増えるような環境づくりに貢献できる存在になりたいと考えています。実際に車両について学んでみて車両は様々な分野の知識が必要であると感じました。
国際環境工学部は他学科の学生と講義を受ける機会が多いため、幅広い分野に触れることができました。その経験が今生きていると感じています。みなさんもぜひ大学生活の中で自分の学んでいる分野のみではなく幅広い分野の考えに触れて知識を身に着けてください。
長野 陸 さん
ソフトバンク株式会社
テクノロジーユニット技術戦略統括AI戦略室 AIエンジニアリング部
【学部】情報システム工学科
【博士前期(修士)】情報工学専攻 通信?メディア処理コース
現在私はソフトバンク株式会社のAIエンジニア兼データサイエンティストとして画像関連の研究開発及びビジネス実装に携わっています。
学部では幅広いITの知識及び技術を身につけ、大学院ではそれらの知識を農業に生かすという研究を行っておりましたが、そこで身につけた技術や知識は現在の職場でとても役に立っております。
同期及び先輩社員はエンジニアという技術的な視点とビジネスロジックという社会的な観点の両方で抜きん出たスキルを持った方々ばかりで毎日とても良い刺激を受けています。
私自身の将来の目標は、まず周りの方々が持っている知識及び技術を全て身につけジェネラリストとしてキャリアを築き、社内起業制度やソフトバンクアカデミア生として日本及び世界に名を残せるようなエンジニア及びビジネスマンになることです。
高校生の皆様も自らの考えを強く持って自分自身の将来を切り開いていってください!!
柴尾 雅浩 さん
株式会社デンソー
AD & ADAS技術2部 第4技術室 技術2課
【学部】情報システム工学科
【博士前期(修士)】情報工学専攻 通信?メディア処理コース
私は現在、大学院時代の研究テーマの1つであった、次世代の車載レーダを設計する仕事に携わっています。
学部時代に講義で学んだ工学分野に対する基礎知識と研究でつけた専門知識は非常に役立ち、6年間で学んだ知識は必ず無駄にはならないと感じています。
大学院では、国際学会に参加する機会も複数回掴み、初めての経験をたくさんし、学生生活も十分満喫しました。
院進学や就職先、価値観など私の中で北九州市立大学は人生について考える重要な場所となりました。
現在は、世に出ていない製品を設計することに、毎日新たな学びがあり、楽しく仕事を行っています。
今後は現在設計に携わっている製品が製造段階まで進めば、その後は次々世代の車載用レーダの設計を行うことになっています。
最先端の技術を製品に落とし込むことは非常にワクワクします。
私のこの会社での夢は、入社志望理由としていた交通事故0を実現することです。
小野本 憲人 さん
日本製鉄株式会社
設備?保全技術センター 土木建築技術部 土木技術室
【学部】建築デザイン学科
【博士前期(修士)】環境工学専攻 建築デザインコース
ご安全に!日本製鉄株式会社の小野本憲人です。
在学中は高巣研究室でコンクリート材料の研究をしていました。4月に日本製鉄へ入社し、現在は、広大な製鉄所内の設備を守る設備エンジニアの業務と、新しいセメント材料の研究開発に携わっています。今後は、鉄を
作る際に副産物として発生する「鉄鋼スラグ」などの利用拡大や性能向上に携わりたいと考えています。
建築なのに鉄鋼メーカー!?と思うかもしれませんが、建築が携わる仕事は建設業界だけではなく、多岐にわたります。私が高校生の時は建築士の仕事しか知りませんでした。。。
これからの高校?大学生活を通して、本当に自分の興味のある仕事やしたいことを模索する時間は、非常に有意義だと思います。是非、北九大で未来を見つけてください!
三宅 里佳 さん
花王株式会社
研究開発部門 テクノケミカル研究所
【学部】環境生命工学科
【博士前期(修士)】環境システム専攻 環境バイオシステムコース
私は大学の4年間と大学院の2年間を北九州市立大学で過ごしました。幼いころから「科捜研の女」に憧れ化学の道を目指し、高校生の頃には大学院までを見据えて受験に励みました。大学や研究室では化学を初め物理や数学に生物まで幅広く学ぶ機会をいただき、研究室で過ごした3年間は本当に私の人生の大きな財産になりました。
現在花王(株)の研究者として日々研究に励むことができるのも、大学での経験が私に自信を持たせてくれたからだと思っています。花王では自ら考え行動することが求められます。研究を通して何を成し遂げたいのか、そのためのビジョンを思い描く事は難しいですが、日々やりがいを感じ仕事ができる魅力的な環境です。今の私の夢は研究開発を通してモノづくりを行い、世の中に貢献することです。
高校生はこれからどんな未来も手にできる無限の可能性を秘めています。まずは少しでも興味のあることからやってみる事が何かに繋がるきっかけになると思いますので、夢を見ることを諦めないでほしいと思います。
Information
各種情報
キャンパスライフ
学生数
国際環境工学部には、1,123人が在学し、女子学生の割合はおよそ4人に1人です。(2024年5月1日現在)?
また、皆さんが充実したキャンパスライフを送れるよう、学生相談室には臨床心理士を就職情報室には就職カウンセラーを配置し、様々なサポートを行っています。